4・お義母さんが教えてくれたこと

みなさまこんにちは。

前回の話のつづきです。

 

本編

自分の家族についてお義母さんに話したところまで書きました。

 

あとがき

 

お義母さんの「すごさ」に最初に触れたのがこのときだったかもしれません。

人は、今まで自分が接したことがない、関わりが薄いタイプの人に対し、適切な接し方がわからず本人や本人の近くにいる人を傷つけてしまうことがあります。

私もそうです。

私はたまたま、知的障害と発達障害を併せ持つ弟がいる。精神的な病気を持つ親がいる。

でも例えば、それこそ癌になった方は身近にいなかった。だから癌のこと全然知らなかった。どんな接し方をすればいいか、どんな声掛けをすればいいのかわからなかった。

お義母さんは身近に障害を持つ人、精神的な病気を持つ人を持たないはずなのに、

当たり前のことのように受け入れてくれた。それがどんなに難しいことか。わたしは癌になったお義母さんに対して理解のない言動をたくさんしてしまったと自覚があるのでよくわかります。

お義母さんのようになれたら。ほんとうにそう思います。

 

障害を持つ弟について少し補足をします。

弟は「自閉症」という障害を持っています。

じっとしていることができなかったり、感情のコントロールがうまくできなかったり、あいまいな指示が通らなかったり、予測できないことが起こるとパニックを起こしたりします。

わたしは弟と同じ小学校に通っていたので、同級生や弟のクラスの担任の先生から色々と言われることがありました。

ストレートに「あなたの弟、おかしいね」「変だね」と言われることもあれば、

「かわいそう」「大変だね」「苦労するでしょう」と慰められることもありました。これは特に先生から多かった。

わたしは正直こっちの方がつらかった。

障害のある弟を持つことは「かわいそう」で「大変」で「苦労」なのだろうか?

でもわたしにとってはかわいいかわいい弟で、本人だって一生懸命いろんなことを勉強して、まわりに優しくしようとして、頑張って生きてる。

そんな弟を「かわいそう」という言葉でまとめないでほしかった。

でも当時の自分にはそれを伝える勇気も言葉もなくて、ただ口をつぐんでいました。

今なら「かわいそう」と言っていた人の背景も理解できます。彼らは弟のような人を見たことがなかったから。初めて出会った「個性」だったから、そういう言葉が出たのだと思います。

わたしだって入院しているお義母さんに「いろいろと大変ですよね」と言ったことがある。わたしも同じ。

 

でもお義母さんは「かわいそう」とか「苦労したでしょう」とか、一言も言わなかった。

弟はどんな仕事してるのかとか、なにが好きなのかとか、弟自身について興味を持ってくれた。

ほんとうにほんとうに嬉しくて、ちょっと泣きそうになりました。

お義母さんみたいにわたしもなりたいなあ。

 

ちなみにわたしの弟ですが、まわりのたくさんの方々の協力と、なにより本人の頑張りでたくさん成長し、

今は立派に働く社会人です!月に1回くらいうちに遊びに来て夫とゲームをしてます。

わたしの家族はゲームしないので、ゲーマーな夫とマニアックな話がたくさんできてうれしいみたい。

弟の話もまたどこかでしたいと思いますが、今はここまで。

あとがきが長くなりましたが読んで下さりありがとうございました!